梅雨に入り、じっとりとした暑さを感じる6月14日(日)、群馬県前橋市の勤労福祉センターにNPO法人機能性素材研究会より、野村喜重郎先生をお招きして、肝臓の働きについてのお話を中心とした講演が行われました。その一部を報告させて頂きます。
肝心要(かんじんかなめ)
「肝心要」この言葉が端的に示すように、肝臓は人体内で心臓と共に最も大切な臓器です。取り込まれた栄養素の分解、代謝、解毒の働きを一手に引き受けている化学工場とも言えるものです。
アルブミンが大切
アルブミンは肝臓で生成される血中を流れるたんぱく質です。血中の物質の保持、運搬を担っています。アルブミン濃度が低下すると、水が溜まったり、足が腫れたりします。このアルブミンを作る食品は、魚、大豆たんぱく、乳製品、肉、卵などです。これらをバランスよく摂取することが大切ですが、同時に野菜や海藻類を摂取しないと大腸がんのリスクが増加します。
脂肪肝に要注意!
1995年の東京大学の小俣政男先生のデータを示されました。約20年前はC型肝炎ウイルスから肝臓がんへの移行が83%でしたが、現在は60%まで低下しています。その分、脂肪肝から肝臓がんへの移行が増加しています。
C型ウイルスは研究が進み、対象もはっきりしているので治療は容易になってきていますが、脂肪肝は原因が多岐に渡り、的が絞れないため治療が難しくなっています。現代人にとって、脂肪肝は軽視できない、気をつけるべき肝臓疾患となっています。
LEMは35年以上前から研究されています
肝臓疾患の権威である野村先生のもとには、全国から多くの患者さんが頼って来られます。それらの多くの患者さんの検査や治療を日々行っている先生は、ご自身の感染予防の柱として35年以上前から、LEM(シイタケ菌糸体エキス)を摂取されていらっしゃいます。
若かりし頃に、全国の多くの先生方と共に研究したLEMには、肝臓をウイルス等から守る強い働きがあることを確認して、ご自分の医療業務上のリスクを軽減するためにLEMを摂り続けたとのことです。
LEMは現在の先生の健康の源になっているということを示され、本日の講演は終了となりました。
(文:滝川 彰)
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Kelsie Hermanson (木曜日, 02 2月 2017 05:44)
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