各地で桜便りが聞こえてくる3月29日(日)、群馬県前橋市の勤労福祉センターに、NPO法人 機能性素材研究会より病院薬剤師 根津良幸先生(漢方薬・生薬認定薬剤師)をお迎えして、「機能性素材の免疫と健康」と題しての講演会が行われました。
統合医療が身近に
時代は統合医療の中の補完、代替医療に近づいて来ています。
中でも国がデータのあるものは薬の補助として認めて行こうとの方針で、機能性食品に注目が集まっています。
糖尿病って知ってる?
自覚症状がないまま進行し、合併症が出て慌てる糖尿病患者が増えています。
2030年には世界で約2億8500万人から約4億4000万人に増加すると予測されています。
スライドでは、糖尿病性網膜症、壊疽によるリアルな写真や糖尿病腎症による透析(導入患者の44%)、透析患者の寿命(5年経過で約60%、10年経過で35%まで低下)と合併症の怖さをまざまざと見せつけられました。
そして問題なのは、こうした内容を医者は患者に教えない。すると患者は、理解できないまま簡単に透析に応じてしまうのが現実なのだそうです。
免疫とは
加齢に伴い免疫力は低下します。今まではそうでなかったはずの自分自身が、高齢に於ける多発性疾患として、T細胞、NK細胞機能の低下、自己抗体の増加などから感染症罹患率、がん発症率が上昇、自己免疫疾患が進展してしまうそうです。
薬について
薬には副作用が、とわかってはいても出されるとついつい、という方がほとんどです。そして、健康アンケート相談の集計薬剤摂取数では、5種類以上飲んでいる方が30%以上という現実に驚かされます。そして、まだ必要な花粉症の薬では、肝障害、眠気、喉の渇き、また、点鼻薬にもステロイド剤が使われているなど、化学物質の怖さを考えさせられました。
機能性素材について
参考資料に添って詳しく、解かりやすく説明して頂きました。
薬は少なめが健康の秘訣、人間は自分の体調が悪くなって初めて免疫の大切さに気がつきます。日頃から機能性食品を上手に摂って免疫を高めてベストコンディションで過ごす、これぞPPKの原点という事を教えて頂きました。
(文: 松本 秀美)
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