太田セミナーが開催されました (講師:東邦大学薬学部 柳川教授)


衆議院選挙一週間前の12月7日(日)、群馬県太田市の薮塚本町文化ホールに、NPO法人 機能性素材研究会より、東邦大学薬学部教授 柳川忠二先生をお招きして「食の重要性と機能性食品」について講演して頂きました。

その抜粋を報告させて頂きます。

本日はコレステロールについてのお話

コレステロール摂取量のグラフから、日本人のコレステロールは1977年からずっとアメリカ人の平均摂取量を上回っていることが示されました。
小腸からのコレステロール吸収が高い人は低い人に比べて、脳・心疾患の発症リスクが1.7倍になるというデータがあり、気をつけたいところです。

【問題.1】 コレステロールが多い順に並べて下さい!(丼編)

カツ丼・五目チャーハン・海鮮丼・うな重・親子丼の五品の写真が示されて、先生は会場を歩いて参加者の考えを聞いていきます。それぞれの考えで答えが出ましたが、正解を当てた人はいませんでした。

正解. 海鮮丼 > 親子丼 > カツ丼 > うな重 > 五目チャーハン



コレステロールの含有量は卵に多く、イクラ・玉子焼きの乗っている海鮮丼が一番多いとのことでした。イメージと実体のギャップを教えて頂いた感じでした。

【問題.2】 コレステロールが多い順に並べて下さい!(麺類編)

同様に、五目焼そば・あさりのパスタ・塩ラーメン・きつねうどん・冷し中華の五品が示されました。

正解. 冷し中華 > 焼きそば > 塩ラーメン > あさりパスタ > きつねうどん

 

 

最もカロリーの低い冷し中華には玉子焼きが入っているため1位で、きつねうどんにはほとんど含まれていないとのことです。

健康保持のためには、正確な知識を持って食事をすることの大切さを、教えて頂きました。

コレステロールを下げる食品は?

食物繊維は小腸内でコレステロールが原料となっている胆汁酸を吸着して、再吸収される量を減らして血液中のコレステロールを下げる働きがあります。
緑黄色野菜・海藻類等の食物繊維を多く含んでいる食品を多く摂取することを、お勧めします。

予防が最も大切!

コレステロール対策には、機能性食品を予防的に摂取することが最も効果的です。
(LBM と モナコリン AST がお勧めです)

まとめ

日常生活でよく食している具体的な食品を使ってのお話、興味を持って楽しく傾聴しました。
会場内で参加者との会話も楽しく、大学での授業を彷彿とさせて頂きました。
またの講演をお待ちしております。