前橋セミナーが開催されました (講師:宮城大学教授 西川正純 先生)

台風19号の接近が懸念された体育の日の10月13日(祝)、群馬県前橋市の県勤労福祉センターに、NPO法人機能性素材研究会より県立宮城大学食産業学部教授の西川正純先生をお迎えして「機能性素材コンドロイチンと健康について」の講演会が行われました。

大学の授業と各学会や研究会に参加され、併せて南三陸町の大震災からの復興関連事業にも助力されているお忙しいスケジュールの中を、仙台よりお越し頂き、ありがたさを強く感じる講演会でした。

子供時代のダイエットは赤信号

過食気味の日本において、多くの人がダイエットに取り組んでいます。

早い人は小学校の頃から、ダイエットをしているそうです。しかし小学校の時からダイエットをしていた人は、後年の骨密度の減少量が多いというデータがあります。

いわゆる年頃になれば痩せて来ますから、子供たちにはしっかりと栄養を摂ることの大切さを教えて、子供のダイエットを止めさせましょう。

納豆で骨を丈夫に!

骨折者数は西日本に多く、それに比して東日本は少なく推移しています。それは納豆の消費量の多寡と反比例しています。納豆消費量の少ない西日本に骨折者が多く、消費量の多い東日本の骨折者数は少ないデータが出ています。

健康の基礎とも言える骨を丈夫に保つために1日1食の納豆食がお勧めです。

コンドロイチンとグルコサミンの併用がベスト!

グルコサミンは分子構造式でいうと、コンドロイチンの片側の式になります。従って体内でコンドロイチンの原料となり、コンドロイチンを増やします。

アメリカでの1,583人が被験者となった臨床試験でも、全被験者では薬のセレキシコブが効いていますが、中等度以上の重篤な被験者では、コンドロイチンとグルコサミンの併用者の改善率が、薬使用者のそれを上回っています。

良質のコンドロイチン硫酸とグルコサミンの併用が、ロコモティブシンドロームから体を守り、健康寿命を延ばすのに役立ちます。

本日のコーヒーブレイクは?

本日は、初めて前橋に来られたということから、群馬県が全国の中で1位を占めるものをいくつか話題とされました。まず結婚費用が全国1位とのことで、受講者の多くがビックリ!でした。恐らくおもてなしを大事にする県民性からではないかと話されました。

また、乳酸菌飲料の消費額がダントツの1位とも示されました。学術的な講演の合間に、メンバーが飽きないような話題を盛り込んでの進行は、お見事でした。

毎回感じることですが、西川先生こそが、おもてなしを大事にする素敵な方であると強く感じました。またの講演が楽しみです。

(文: 滝川 彰)