江戸川セミナーが開催されました (講師:東邦大学薬学部 柳川教授)

去る6月29日(日)、東京都江戸川区の北小岩コミュニティにおいて、NPO法人機能性素材研究会より、東邦大学薬学部教授の柳川忠二先生を講師にお迎えして、健康セミナーが開催されました。『免疫と健康』についてお話して頂きましたので、その一部を紹介させて頂きます。

アルコール消毒よりも、流水手洗い

 

医療機関を始め、多くの公の場所にアルコール消毒液が置かれています。簡単で便利のように思われますが、医療従事者は手あれに悩まされる人が、意外に多 くいます。アルコール消毒は、水事情の悪いヨーロッパで使われ出したもので、水の豊富な日本では、流水の手洗いがベストです。

日本人は、日本の良さを見直そう!

今、世界では日本食ブームです。食材の新鮮さ、栄養バランスの良さ、見た目の美しさ、カロリーの低さなど多くの点で優れている事が、多くの国で高い評価を受けています。然るに、日本の現状はその良さをすっかり忘れてしまっていて、コンビ二弁当等の食事が一般的になっています。残念なことです。

人は変われます!

若い頃の私は、常に人の後ろにいる様な消極的な人間でした。このままでは駄目だと自覚し、前に出ようと努力しました。授業では必ず一つ質問することにしました。その時、メモをしておいて頭が真っ白になることに備えました。すると、人前でも自然に話せるようになりました。人は変われます。

がん発症の一考察

心理学者、ハンス・アイゼンクが提唱したがんになりやすい人の性格は、周囲の人との調和を優先し、自分の感情を抑えがちであり、悲しみや不安を感じても表すことが少なく、自分の中に押さえ込んでしまう人とのことです。

ジョン・ホプキンズ大の研究では、青年期から中年期にかけてがんを発症した人は、幼い頃に親に甘えることが出来なかったという共通体験があり、自分の感情を抑制することが原因になったと、考察されています。時には自分の感情を、思い切り出し尽くすことが、自らの健康保持に大切であると教えて頂きました。

バイオソフト
ホスファチジルセリン配合のバイオソフト

バイオソフトの紹介 (※商品を掲げての説明あり)

 

ご自宅から持参されたという機能性食品の「バイオソフト」を示されて、この中に入っているホスファチジルセリンは、私の学生の頃から知られていた素材で すが、当時は何に効くかが分かっていませんでした。その後の研究で記憶障害対策等に、大きな効果が出ると分かりました。私の周りの人を見ても、効果の出て いる人が多くいます。もちろん私も愛飲していますと、紹介されました。

まとめ

大学教授として、お忙しい日々を過ごされている柳川先生は、その博識とユーモアと優しさの溢れる講演が、いつも印象的です。今回もご自分の若い頃の話を含めて、参考になる楽しい講演をして頂きました。

(文:滝川 彰)

北小岩コミュニティ
北小岩コミュニティ
個人相談風景
個人相談風景