札幌セミナーが開催されました (講師:東邦大学薬学部 柳川教授)

去る4月20日(日)道民活動センター、かでる2.7において、NPO法人機能性素材研究会より 東邦大学薬学部 柳川忠二教授をお迎えし「免疫と神経」と題して講演会が開催されました。

心待ちにしていた約一年ぶりの柳川教授の講演会、みんな熱心に受講しました。

免疫を高めるための神経対策 「免疫と神経って、関係あるの?」-「イエス」

 

免疫を下げる要因の一つに自律神経の乱れがあります。この自律神経バランスが悪いと免疫が下がる。ネガティブな考え、怒りはストレスになり、結果、自律神経に影響するのでストレスを感じない心の持ち方、日々の生活が大切との事。

いつも笑顔でニコニコしている人は、病気の治りが良いそうです。

自律神経とは?

 

自律神経とは、体の部品を自動調整してくれる神経で、交感神経と副交感神経とがあり、睡眠中は低く、起床時には高くなる。血圧の調整もその一つです。

自律神経が乱れるとどうなるのか?

 

血管は収縮し、内臓機能も低下し、ホルモンバランスが崩れ、肌や髪の潤いがなくなります。なんとなく調子が悪いが病院に行ってもどこも悪くない。しかし長く続くと「心」と「体」は病気に向かいます。

ここで「本当に病気を治す医者の選び方」という書籍の話しから、今の医療での問題点の話をされました。

世界の薬剤師は薬を飲ませない様にするが、日本の薬剤師は飲ませる。自律神経の調整が上手くいかないからといって、直ぐに薬を出すのではなく、まずは生活習慣の中で改善点を見つけ提案し、それでも改善されなければ薬というのがbest……日本の医療が良くなるように、薬剤師も医者に意見を言える、そんな制度ができるようにと日々ご尽力されているとの話しを聞き、感銘を受けました。

自律神経のバランスの乱れは、どう予防したら良いか?

 

 □副交感神経を下げないような生活をする

  • 睡眠不足にならない
  • 暴飲暴食をしない
  • 不安や恐怖感を持つようなことを減らす
  • 適度な運動
  • 物事をほどよく諦める
  • 人とコミュニケーションをとり、楽しい話しをする

 

※自分なりのリラックス方法を見つける事が大切です!!

 


 サプリメントで副交感神経を上げる

健康食品については友達同士の紹介でなく、説明を求め、資料をしっかり読んでくたさい(クリエイト商品はお墨付きを頂きました!)

 
 とりじゃんけん

まず右手が勝ように、次に左手が勝つように。指先と頭の運動で、神経に繋がってくる!

がん予防について

 

 体を内側から暖める

食品ではハーブや、キムチ・みそ・漬物・納豆・酢・糠漬けなどの発酵食品を取り入れる。塩分を減らしカリウムの多い食品を摂る(体内でナトリウム1に対してカリウム11.55が最も癌になりづらいと解ってきたとの事)

カリウムは何で摂ったら良いのか?との受講者の質問に「にんじんジュース」とのお答えでした。

 

 □薬のほとんどは体を冷やすものなので注意が必要!


 □タバコは吸わない、副流煙に気を付ける。

タバコにはpm2.5と同等の発ガン物質が含まれていて、仮に車の中で1本吸うと北京の汚染の3倍にもなるとの事。

今回は自律神経のお話が中心でしたが、自律神経のバランスの乱れからホルモンにも影響し、病気へも繋がるということが理解できました。

受講者は改めて普段の生活習慣を見直す事のできた講演内容だったと思います。

 

(文:鈴木弘美)

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